叶う 〜私の歌を君に〜





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公園を出て、最初は走っていたけど、家に着く頃には重い足取りになっていた。


力なく家のドアを開ける。



「おかえりー!結海!デートどうだったー……って」



お母さんがリビングから声をかけてきたけど返事する気にもなれなくてそのまま部屋に向かった。


部屋に入って、電気もつけずにそのままドアにもたれてしゃがみこんだ。


1人になると、さっきの出来事が鮮明に頭の中を支配する。


要の前では、頑張って切り替えた。




でも、今だけは。