叶う 〜私の歌を君に〜




「要……?」


「結海。落ち着いて…聞いてくれる?」


「う、うん」



要が目線を逸らして、膝に置いた自分の手を見つめた。


いや、訳わかんないよ。


思い出してくれてから初のデートで、何でこんなにしんみりとなってるの?


暗くて重い空気に。


いや。いや、いや!


もう、私を突き落とさないでよ…?


1人に……しないで……



私の心の叫びが聞こえていない要は、ポツリポツリと話し始めた。