叶う 〜私の歌を君に〜



これだ……


私は手に持っているイルカのキーホルダーを見た。


ピンクは、これで最後だったって要が言ってた。


要とおそろい……ほしいけど……


私はその女の子のところへ向かった。



「こんにちは」



しゃがんで女の子と目線を合わせた。



「あ………」


「これね、お姉ちゃんが買おうとしてたけどあげるよ。大事にしてくれるよね?」



そう言ってピンクのイルカキーホルダーを差し出す。