叶う 〜私の歌を君に〜




え……?


頭を鈍器で殴られたような感じがした。


か、なめ…?


今、なんて言ったの……?



「何言っているの、要。結海ちゃんじゃない」


「結海?」



要は本当に知らないという顔をする。


うそ、でしょ……?


ねぇ……要?



「要、私のこと、分からないの……?」



私は何とか言葉を絞り出した。


でも、要はコクンと首を縦に振る。


力が抜けて立っていられなくなった。