叶う 〜私の歌を君に〜




「要、は……?」


「さっき、手術が終わってね?今は眠っているだけだよ」


「よ、よかったぁ……」



私はその場にヘナヘナと座り込んだ。


要のお母さんが私をイスに座らせてくれる。



「要、結海ちゃんが来たよ?早く目を覚ましなよ」


「要、起きて…?」



2人で何度も呼びかけた。


カチコチカチコチ……


時計の秒針の音だけが病室に響く。