叶う 〜私の歌を君に〜




「勢いで言った……んだけど、それだけじゃダメなんだ。続ける覚悟とか、不安な気持ちを押しのける強さとかを持ってから、返事したほうがよかったのかな……?」


「……不安が無い人なんかいないよ」


「え?」



要は空を見上げた。


私はそんな要の横顔を見つめる。



「絶対、誰しも不安な気持ちは持ってる。だからいつもの結海みたいに、不安を越えられるような、明るさとか元気とかが必要なんだろ?」


「そうなのかな……?」


「恐れないように、それから目を逸らさないように、するべきだと思う。夢、見ればいいじゃん?」