叶う 〜私の歌を君に〜




とりあえず座り直して落ち着く。


そしてまた話し始めた。



「伊藤プロダクションって芸能事務所の人が文化祭での歌を聴いてたらしくて、それで」


「うん」


「両親とも相談するか?って言われたんだけど、勢いでやるって言った」


「うん」



要は相づちを打ちながらちゃんと聞いててくれてる。


要には、何でも言葉にして伝えたいって思うから、


歌手をやりたい気持ちの中に隠れてるマイナスな気持ちも、言葉にした。