叶う 〜私の歌を君に〜




コンコン。



「3年6組の葛西結海です。失礼します」



そう言って恐る恐る扉を開けた。



「こんにちは」


「こんにちは……」



中には、私のイメージ通りのふかふかのソファーとテーブル、校長先生のデスクと椅子があった。


全体的に茶色でまとめられていて、落ち着く感じの部屋だ。


そしてそのソファーに、集会とかでしか見たことがない校長先生と知らない男の人が向かい合わせに座っていた。