叶う 〜私の歌を君に〜




私は右斜め前の要のほうを見た。


要はまだ書いている途中らしい。


しばらく見ていると、要がシャーペンを置いて大きく背伸びをした。


そしてこっちを向いたから目が合った。


私の胸が高鳴る。



要は『おわった?』と口パクで言いながら紙を指差した。


私はコクリと頷いて笑いかける。


そしたら要もクシャって笑って前を向いた。