叶う 〜私の歌を君に〜




「ハァ、ハァ…、つ、いた」



おぼつかない足取りで病院に入る。


急いでカウンターのお姉さんのところに行った。



「要はっ…ハァ。渋木要の部屋はどこですか!?」


「えーっと、少々お待ちください」



もうっ、早くしてよっ!


イライラが募る。



「お待たせしました。渋木さんは407号室ですよ」


「ありがとうございましたっ!」



吐き捨てるように言って、お姉さんの笑顔を無視して駆け出す。


ごめんなさい……っ!


でも、今は要が大事!