叶う 〜私の歌を君に〜




「んじゃ、私はお邪魔みたいだし帰るね♪」


「本当にありがとう、咲希ちゃん」



咲希ちゃんが読んでいた本をカバンにしまって立ち上がった。



「本当に、本当に、咲希ちゃんがいたから頑張ろうって思えたんだよ!あの言葉も嬉しかった……」


「あの言葉って?」



要が聞いてきた。


咲希ちゃんがドアのほうに向かう。


でも、出る前にこっちを振り返った。