叶う 〜私の歌を君に〜




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「文化祭、戻る?」


「ん」



私達が抜け出してきてからけっこうな時間が経っていた。


多分、この時間だと片付けぐらいしか残っていないんじゃないかな?


けど、咲希ちゃんにどうしてもお礼が言いたくて。



「早く早く!」


「いや、別に走んなくても……」



要を走らせて学校に帰った。


……そんな私達の手は、しっかりと繋がれていた。