叶う 〜私の歌を君に〜




「私のこと、分かる……っ?」


「分かる」


「もう、側にいてくれるの……?」


「いるよ」


「歌……」


「うん、また屋上で聴かせて?」


「要ぇ……!」



涙でぐしゃぐしゃの顔だけど、要に抱きついた。


今度は私が要の肩を濡らしてしまう。


でも要はぎゅっと私を抱きしめ返した。


それに加えて背中をさすってくれている。