叶う 〜私の歌を君に〜




ごめん、ごめんな……結海……。


情けなさと無力さと、もうわけが分からなくなって心が押しつぶされそうになる。


俺に忘れられた結海はもうとっくに押しつぶされているはずだ。


でも、結海は今ステージに立っている。


大好きな歌を歌って。




俺は……最低だ……


歌のこともノートのことも、何より結海を忘れた。