叶う 〜私の歌を君に〜




舞台の方を見ると、すごく盛り上がっていた。


ギターのこと全然分からない私にも、その人のギターは凄いって思った。



「清水くん、あの人は?」


「ん?あぁ、俺の友達。凄いだろ?」


「うん……」



その人がカッコよく手を上にあげた時、大きな拍手が湧いた。


その人は客席に一礼すると、私たちのいる舞台袖の方へ歩いてきた。