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「んじゃ、咲希ちゃん!ステージのほう行ってくる!」


「行ってらっしゃい♪あのことは任せといて〜!」



あのことって要のことだよね…?


本当に来て…くれるのかな。


っていうかあの事件があったから、要との気まずさがいつの間にかなくなっていた。


とにかく!歌に集中しよう。


久しぶりに歌うんだ。


もちろん上手く歌いたいけど、それ以上に楽しもう!


そう意気込んで私は中庭ステージに向かった。