叶う 〜私の歌を君に〜




「要っ…ありがと……」


「大丈夫か?」



要が私の顔を覗き込む。


付き合っていた頃から思っていたんだけど、要は普通にこういうことするからなぁ……



「へ、平気」



恥ずかしくて顔を背けてしまう。



「そ。まだやれる?」


「うん。もしあーいう人達が来たら男の子に代わってもらう」


「よし」



要はそう短く言うと調理のほうへ戻っていった。