叶う 〜私の歌を君に〜




「店員さんちょい調子乗ってねぇ?黙ってついてきてりゃあいーんだよ!!!」



そいつがバンッと机を叩いた。


予想以上にその音は響き渡って、教室全体がシーンと静まり返った。


どうしよう、ものすごく空気が悪くなっていく…



「よそ見してんじゃねーよ」



そいつが私の腕を掴んだ。


ビクッとして、振り払おうとするけど力が強くて逃げられない。


嫌だ、怖い、怖いよ……


私の目に涙がたまっていく。