近くの公園にやってきた。
二人で並んでベンチに座る。
「…大丈夫か?」
「…うん。へーき。」
「ちょっとここで待ってろよ。
なんかあったらすぐ連絡して。」
「うん。」
そういうと、仲﨑くんは公園を出て、どこかへ行ってしまった。
ひとりになると、不安と孤独があたしを襲う。
仲﨑くんはあたしを嫌ってないかとか、
仲﨑くんに見捨てられたくないとか、いろいろ考えてしまう。
恋は楽しいなんて言うけれど、あたしには苦でしかない。
思い続けるだけで、思いは心の奥底の箱にしまいこんでいる。
だって、仲﨑くんには彼女がいるんだもん。
あたしと仲﨑くんが両想いなんて、馬鹿なこと考えるだけ無駄だよ。
「伊川?」
あたしが膝を抱えて頭をうずめていると、上から声がかかる。
少し息が切れているようだ。
走ってきたのかな?
「…ん?」

