悪いなぁ、と思いながらも、何も出来ない自分に腹が立つ。
なんで怪我なんかしちゃってるの、あたし。
…あ、なんか涙出てきた。
一度溢れだしたら止まらなくなった。
リレーのことや、仲﨑くんの優しさを思い出し、涙を流す。
「…どした?」
そんなとき、ちょうど、仲﨑くんが戻ってくる。
「なんでもないよっ!」
元気に振る舞ってみせるが、涙が流れていては、その意味もない。
「そうか。」
そういうと、仲﨑くんはあたしの背中にまわりこんで、バイクにもたれかかる。
あたしが涙を隠そうとしてたから、気を使ってくれたのかな。
「…ねぇ。」
涙を流しながらも、震えた声で声をかけてみる。
「ん?」
優しい声が返ってきた。
「…迷惑…じゃない?」

