「なんの話だ?」



生活指導の先生が、仲﨑くんのあとに続いて、職員室から出てくる。



「仲﨑くんの停学処分になった件に、関係することなんですが。」



「じゃあ、生活指導室まで来い。」



そういうと、先生はさっさと歩いていってしまう。
急いで、あたしたちもそのあとを追った。



「…話はわかった。」



一通り説明し終わると、先生は悩んでいるような顔をする。

そして、切り出した。



「悪かった。
仲﨑が悪くないことは、ちゃんと上に言っておく。」



「ありがとうございます。」



「話は終わりだ。
中学生どもは、早く学校にむかえ。遅れるぞ。」



先生はそういって、職員室へと戻っていった。



「良かったね、仲﨑くん。」



「ああ。」



「じゃあ、俺らはこれで。」



「ありがとう、蓮。
それと、3人も。」