「恋する少女は、可愛くなるものだよ。 自覚はなくてもね。」 「だから、別に恋とかじゃない。」 「わかってるって~。」 分かってないな、これは。 「もういいもんっ。」 「すぐ拗ねないでよ。」 「別に拗ねてない。」 「帰りにドーナツ奢ってあげるから。」 そんなんで釣られるわけないじゃん。 「…絶対だよ?」 「はいはい。」 みごと釣られました。 そしてその日の放課後、きちんとドーナツを頂いて帰りました。