さも当たり前のように言い放つりゅう。
はぁ…。あきれる。
「そう思うなら投げないでよ。
その汚いって思ってる靴下、あたしの顔に当たったんだよ?」
「あ、悪ぃ。
次からは投げないよ。」
「ほんとに?」
「ほんとほんと。」
ほんとにそう思ってくれてるならいいんだけど。
あたしは投げられたりゅうの服を持って、脱衣所に向かう。
服を洗濯機に入れると同時に、りゅうの声がした。
「あ。なぁ、藍梨ー。」
「んー?」
あたしがリビングに戻ると、りゅうは話を始めた。
「もうすぐ冬休みだろ?」
「うん。」
「どっか行くか?」
「え?どこかってどこに?」
「まだ決めてないからどこかなんだよ。
蓮帰ってきたら、話し合おう。
あと、誘いたかったら彼氏、誘ってもいいよ。」
「…へっ!?」
思いがけないことを言われ、“へ”なんてまぬけな返事をしてしまった。
「せっかくの冬休み、彼氏とも出かけたいだろ?」
「ま、まあ、そうだけど…。いいの?」

