「え?」



「おもしろそうじゃん。」



「どういう意味?」



「別に?」



「えー、教えてよ。」



あたしが教えてもらおうと、仲﨑くんに頼んでいると、



「お前ら静かにしろっ!」



先生に注意された。



「ふっ、伊川、怒られてるし。」



「仲﨑くんのせいだからね!」



「は?なんでだよ。

てか、そんなでかい声出してたら、また怒られんぞ。黙っとけ。」



「うぅ……。」



黙るあたしを見て、となりで仲﨑くんは笑っていた。

仲﨑くんを睨んでもそれは変わらなくて、諦めて授業をうけた。