「いいの、息抜きだよ。
じゃあ、聞いてみるね。行ってきます!」
「「行ってらっしゃーい。」」
2人の声に見送られながら、随分と軽くなった心とともに、家を出た。
__学校。
「藍梨っ!」
「おはよ、遥香どうしたの?」
「おはよ。
変な噂、流れてるよ?」
「…変な噂?」
「よく来れたね、あの子。
昨日下着姿で、男2人といたってー。」
「確か、1人は仲﨑悠翔でしょ?
もう1人は知らないけど、前、ショッピングモールで一緒にいた人とは、違う人だって。」
「えー。3股?
美人だからってないでしょー。」
遥香から聞くまでもなかった。
周りで話す生徒たちの声が、あたしの耳に入ってきたから。
「そんな…3股?あたしが?
あるわけないじゃん…。」

