「さすがりゅう兄ちゃん! …ところで姉ちゃん?」 蓮が急に落ち着き払った声で言う。 「ん?」 「バイトは?」 「あー!忘れてた!今何時?」 「19時23分。」 「えっ!嘘でしょ!? あと7分?無理無理ー!」 「車乗る?」 「乗る!」 「行ってらっしゃーい。」 蓮ののん気な声を耳に、あたしは着替えと必要なものを、車にのせる。 りゅうは、あたしたちより3つ上。 だから、あたしが17だから、20歳。 だから、車持っててもおかしくないんだけど…。