『あ、あの。。。』





私らしくない弱々しい声で看護師さんに話しかけた。




『私。どうしたんですか。?』



看護師さんは、ゆっくりと口を開いた。




「あなた、バイクの後ろに乗っててヘルメット被ってたんだけど前から来たトラックにはねられたのよ。」




私は思い出した。彼氏のバイクに乗って家に送ってもらっていたことを。




『あのっ。楓は。楓は無事なんですか?!』