「あ!」
なにか思い出したように、聖が声を上げる。
「明美ちゃん! 俺には? 俺にも熱い抱擁してくれよぅ!」
「誰が‼」
ハグ~♪ と嬉しそうに両手を広げながら、悪態をつく明美に近付く。後方へ下がろうとした明美は、突如後ろから和己に抱きしめられ、聖が伸ばした手が空を切る。
和己が「俺の」と呟く。
「ちょっと和己!? あんたなにいってんのっ」
顔を赤くさせながらも抵抗しない明美に、聖もひとみも顔を見合わせて驚いていた。
いつもの明美じゃない。
乙女な明美に動揺する二人が視界に入らないのか、いつもの静かな口調で和己が口を開く。
「明美に触るな」
俺のものだと主張する和己に、ひとみが頬をふくらます。
「むぅ~やっぱり明美ちゃんは誰にも渡さないわ! 明美ちゃんは私のものなの~」
横からぎゅっと明美に抱き付く。
「なんだよ! 俺だって明美を愛してるんだから、俺のものになる権利はあるだろ!」
わけのわからない権利とやらを振りかざしながら、聖まで抱き付こうとする始末。
「ええーぃ! うっとうしいっ私はだれのものでもなく私のものだっ」
まとわり付く仲間たちをべりっと引き離し、ズンズン先へ進んでいく。
それをあとから我先にと、慌てて追い掛けていく三人。
気がつけば見事なほどの茜色に染まった空。
その下では4人の影が、離れたりくっついたり楽しげに動いていた。
世の中が平和になったいま、戦士たちは仲よく平凡な学生生活へと、戻っていく……。
終わり。
なにか思い出したように、聖が声を上げる。
「明美ちゃん! 俺には? 俺にも熱い抱擁してくれよぅ!」
「誰が‼」
ハグ~♪ と嬉しそうに両手を広げながら、悪態をつく明美に近付く。後方へ下がろうとした明美は、突如後ろから和己に抱きしめられ、聖が伸ばした手が空を切る。
和己が「俺の」と呟く。
「ちょっと和己!? あんたなにいってんのっ」
顔を赤くさせながらも抵抗しない明美に、聖もひとみも顔を見合わせて驚いていた。
いつもの明美じゃない。
乙女な明美に動揺する二人が視界に入らないのか、いつもの静かな口調で和己が口を開く。
「明美に触るな」
俺のものだと主張する和己に、ひとみが頬をふくらます。
「むぅ~やっぱり明美ちゃんは誰にも渡さないわ! 明美ちゃんは私のものなの~」
横からぎゅっと明美に抱き付く。
「なんだよ! 俺だって明美を愛してるんだから、俺のものになる権利はあるだろ!」
わけのわからない権利とやらを振りかざしながら、聖まで抱き付こうとする始末。
「ええーぃ! うっとうしいっ私はだれのものでもなく私のものだっ」
まとわり付く仲間たちをべりっと引き離し、ズンズン先へ進んでいく。
それをあとから我先にと、慌てて追い掛けていく三人。
気がつけば見事なほどの茜色に染まった空。
その下では4人の影が、離れたりくっついたり楽しげに動いていた。
世の中が平和になったいま、戦士たちは仲よく平凡な学生生活へと、戻っていく……。
終わり。



