にんげんかんけい



中学生になると父の仕事も落ち着き実家に戻った。

都会の生活に慣れていた私と姉は合わなかった。

2歳上の姉は実家の近くの高校に入ったものの喋り方に笑われたり、無視されたりして不登校になった。

部屋に引きこもり物に当たり、家を出ての繰り返し。

父は傲慢になり、母は毎晩泣いていた。