ナルはポツリポツリと話を始めた。


「俺は殺し屋で生まれたから周りのみんなから非難されていた。そしてあかねに出会った。アカネも周りの奴らに非難されていただろ?それであの公園で同じ目が曇っているアカネに話しかけたんだ



「君の名前は?」

砂場でたった1人で遊んでいるアカネに話しかけた。

「私?私が怖くないの?」

赤い目をした彼女は不安そうに見つめてくる

俺と同じと思った。


「怖くなんてない。俺も1人だから」


アカネに笑顔を向け、それから毎日遊んでいく度に俺にとって大切なやつになっていった。


でも、

「ナル…殺し屋は大切な人は作ってはいけない。人とも関わってはいけない。そうでもしないとお前はそいつを独り占めしたくて暴走してしまうぞ…
嘘だと思うな。殺し屋は殺しでしか解決出来ないからな…。
だから、もうそいつとは関わるな」


そう言って父様に止められていたが


毎日毎日、アカネに会いたくて


でもアカネは…、俺より家族と楽しそうに笑っているのがムカついて…。
なんで、俺意外の大切な人を作っているだって思った。

そこから、「俺は必要ないのか」とか
「お前まで俺を1人にするのか」とか
思い出して…、


すべて悪いのはあの親だけと思った。
親さえいなければ…