俺のこと、惚れさせるから




きっと私がいなくあったあと私を指差し笑い、陰口を言うのだろう。


でも大丈夫。


私には私を信じてくれる夏姫がいるのだから。


保健室に向かいながら、昔のように一人、大丈夫大丈夫と呟く。



「………あれ?」



目線の先に、伊藤君が一人で立っていた。


確か、次がA組の試合だった気がするのに。


だけどこっちからすると好都合だ。


この間聞いた話し、ちゃんと聞いておこう。



「…………伊藤君」