「なんとなく、かな。それよりほら、超腫れてるじゃん」 足首は、見事に赤く腫れ上がっていた。 どうしてここまで無理を…………。 「どうして、黙っていたの?」 もう一度、ゆっくり、静かに聞いた。 「…………別に、面倒事になりたくなかったからだよ。そんなことより、早く戻らなきゃ試合が「座って」 伊藤君の言葉を遮り、立ち上がろうとする体を抑えた。 「そんなことって、なに?伊藤君がチームのキャプテンなのは分かってる。でも、試合よりも今は、足でしょ?」