午後、昼食の時間のなか、私はアルリを屋上に連れていった。
アルリは、一見は美少女なんだか、しゃべり始めると一気に人は彼女に興ざめしてしまう。なので、まずは、彼女が普通の会話ができることを目指すのが先決かと思い(私のクラスの人たち…まともがいないけどな、仕方ないんだよ。)、人を誘って屋上で食べよう、と決めたのだ。
特に彼女は人を振り回し安い。なので、絶対振り回されぬ奴を屋上に誘った。

「お待たせ。」
「我、参上!!」

「あ~おまた~。あれ~?あ、私が待ったんだ~。」