声が震える。
1度言ったら思いが溢れて、止まらなくなる。
でも、先生に驚いた様子が見えなくて、それ以上何も言えなくなった。
目線を下げ、考えているような表情。
バレてた、ってことなのかな。
不思議とショックはなくて、そっか、と思った。
そんなにわかりやすかったか…と失望している自分がいるけど。
「ごめんな」
その言葉に涙が込み上げてきた。
困らせないように、ギリギリのところで踏ん張って、それ以上の侵攻を食い止める。
「大丈夫です。わかってましたから」
最後はありがとうで終わらせたい。
今まで本当に支えられてきたから。
過去のあの3年間には、先生が必要不可欠で、嫌なことも忘れられたし、いい思い出だっていくつもできた。
「ごめんな…」
「ホントに、いーんですって」
「こーゆうのは男から言うべきだよな」
驚いて俯いた顔を上げると、先生が眉を潜めていた。


