片想い連鎖





そういえば、こーいう風にお姉ちゃんの相談にのることなんて、今までなかった。


あたしが頼りなかったのと、あたしの相談が手一杯で自分のことを話せなかったのと。



そう考えていると、あたしって結構お姉ちゃんっ子だな、と感じた。


まぁ、お姉ちゃん大好きだし、問題はないけど。




「ごちそうさまでした」


「はーい」


「え、早くない!?」



慌てて残りを流し込むように急いで食べる。



「慌てるとむせるよ」


「うっっ」


「だから言ったのに…」


遊乃に呆れた目で見られながら、ティッシュで口を抑える。



危ない危ない…


モザイクがかかるところだった。



お姉ちゃんは「馬鹿…」と言ってキッチンへ行った。