チュンチュン、チュン…
 ああ、小鳥の声が聞こえる…
 そう思った瞬間、カーテンが開いて窓から朝の光がパアーっと差し込んで来た。
 「ま、眩しい…」
 私は思わず目を細めた。
 「ほら、いつまで寝てるの?
  今日は大事な大事な入学式でしょ?」
椎名 桜子しいちゃん