指輪と私の物語1~焔~[完]

そして、バーンの卒業を待ってからバーンのお父さんは、地位も何もかも捨てることにした。

「何故?」

「こいつが壊れそうだったからだよ。あのまま城にいたら、クレアの影をバーンが見続けそうでな。いや…。俺もかな」

「バーンは、お城から離れるのは、嫌じゃなかったの?」

「そうだね。嫌だったよ。」

そう私に言って、一瞬沈黙するとバーンはこう言った。



「親父が全部捨てるから、俺と来てくれ!ってさ、何また勝手なこと言いやがるんだ?って思ったけど、僕は思ったんだ。街の外に行けば、自分の剣術の力を試せるし、いざとなれば親父を見捨てて戻れば良いってね」