指輪と私の物語1~焔~[完]

俺は、何処かでこの姿を見たことがある。

そうだ!
城の書庫でだ。

いずれは、父上の地位である「王」を継承せねばならない。

正直言って、嫌だ。


嫌がる俺に、小さい頃より様々な本を読まされた。

政治と経済…。あれは、マジで寝れる。

そんな本を放り投げて、書庫を漁っていたときに、見つけたんだ。


箱に入った、古い書物…。


「炎の山」に妖精が住み着いたという物語の本が。

そこに描いてあった妖精の絵に、目の前にいるコイツがそっくりだったんだ。