指輪と私の物語1~焔~[完]

「なんだ?お前は?」

盗賊は、クレアの姿を舐め回すように見る。

「クッ…!」

クレアは、その視線に一瞬たじろぐも、直ぐに機敏な態度を見せた。

「国王の元で、そなたは罪を犯すと言うのですか!?」

クレアの言葉に民は頷き、盗賊は面白いものを見たと笑う。

「おい 女!面白いことを言うな」
「ク…クレア様に、何てことを言うんだ!!」

人々が騒ぎ出す。