指輪と私の物語1~焔~[完]

4年前

「大変です!盗賊が市街地を占拠しました!」

その日は、国のお祭りや行事も一段落した穏やかな日の午後だった。

俺は、街へ買い物に行ってくると言う妻を送り出し、一人書斎に籠っていた。

「何!?」

俺は直ぐ様、城内の動ける兵を集めて市街地へ赴く。

そこで見たのは、壊された民家や花壇
怯える民の姿だった。

「グェッヘヘヘヘヘ!よーし 良いか?金目の物を持ってこい!早くしねぇと、一人づつ殺しちまうぞ?」

盗賊は、声を荒げる。