指輪と私の物語1~焔~[完]

「そなたには、この村に留まって欲しいところなんじゃが」


「いや それは有り難いが行かなければならない旅の途中でな。それに帰る我が家はきちんとある。」

「そういうと思うたわい。お主、名はなんと申す?」

「俺か?名乗るものでもありません。そろそろ旅に向かわねばならないので、失礼します。」

バーンのお父さんは、とても丁寧にお辞儀をすると、私達を促し歩き始める。


村人達は私達にお礼と言って、食料やアクセサリーなどを手渡して来たが、全て断った。