指輪と私の物語1~焔~[完]

朝、大きなイビキで目が覚める。

(あ…。バーンのお父さん、無事に帰って来てたんだ?…良かった)

私はそっと布団を出て、顔を洗いに行く。

そのまま宿の裏手にある庭に出る。

昼間までの暑さは無く、空は晴れ渡っていて、とても気持ちのよい朝だ。

庭には小さな畑と、果物の樹木が並んでいた。

そこには一人の少年の姿がある。