198×年 都内某所

「ママ?庭があるよ!」
「ホントだねぇ いいじゃない?学校も近いし」

鈴木 佑里 5才


サラリーマンの父親、専業主婦の母親、産まれたばかりの弟



どこにでもいる普通の家族



神奈川県より都内へと引っ越してきた。




もうじき冬になり佑里は6才になり、春には小学校の入学式となる。