指輪と私の物語1~焔~[完]

「ここで待つがよい」

ユニコーンは、そう言って通路の奥へと消えていった。

しばらくすると、通路の奥から赤い光が漏れる。

その光と共に、一人の女性の姿が現れた。

腰までのウェーブがかった赤い髪。

シャープな顔立ちに、ハッキリとした目鼻口。

ワインレッドの落ち着きがある色だが、レース使いで華やかな形のドレス。

そして、背中には大きな赤く透き通った羽が、付いていた。


その女性にピッタリと寄り添うように歩くユニコーン。

彼女は私たちの前に立つと、私とバーンをジッと見つめた。