指輪と私の物語1~焔~[完]

そして、炎が見えてきた。

「バーン?どこまで行けば良いのかなぁ?」


「とにかく進むしかないと思う。魔獣は居ないようだけど、猛獣はいると思うから、気を付けて付いてきて!」

バーンと私は、山を登り続けた。

テイラとスケベのおかげで、かなり早いペースで登って行く。

途中一度だけ、熊ほどの大きさの猪のような動物が突進してきたが、バーンが上手に凪ぎ払う。

「バーン?この炎は木々を燃やしているようで、燃えていないんだね?」

「うん 僕もそう思った。登山口からは燃えているように見えていたけど、こうして中まで来て見ると、違うと分かるね」