出発の朝

目立たないように、城の裏の通用門から出発することになっていた。

準備を整えて集合場所へと向かうと、そこには一台の馬車があった。

「おー!来たな?ユーリ!どうだ~?これなら、移動は楽になるぞ~?」

モブは、馬に乗る資格の他に馬車を扱う資格証まで持っていた。

馬車を扱うにも勿論、馬の許可がいる。

このモブに許してくれる馬が居るとは驚きだ!
そう思って、馬の方へ行くとそこには、
白馬のテイラともう一頭、赤毛の馬がいた。