「二人の事はよく知っている。」

国王はそう話すと、無事に山まで辿り着けるようにと、各地から寄せられる盗賊や魔獣の情報を教えてくれた。


そして、私達は早めに眠ることにした。



自室に戻る時に、バーンが隣を歩いていた。


「僕が付いてるから、ユーリは安心してね?」


って、肩を軽く叩いていった。