指輪と私の物語1~焔~[完]

「さぁ ユーリ殿?この子は、練習を手伝ってくれる馬ですよ?だから、大丈夫です。先程教えたように、テイラに挨拶を」

私は、右足を半歩下げて左手を胸に当てて、少しお辞儀をした体勢で右手をテイラと呼ばれた馬へ差し出す。

馬が差し出した右手に、鼻でキスを返してくれれば騎乗できる。

騎乗を許してくれる馬を探すのが、なかなか大変らしい。

テイラは、私の右手にキスをした。

「よろしくね?小さな騎乗者さん」

テイラはそう言った。