指輪と私の物語1~焔~[完]

「しかし、親父!?妖精とか、その親父の剣には何かあると思ったけど…。ある意味反則じゃない?」

そこで黙って聞いていた国王が口を開いた。

「そうだ。こいつが、突然城を出ていって行方不明になりおったから、今日は突然帰って来るから、ビックリして怒鳴り散らしてしまったけど、先程ユーリ殿の経緯も聞かせてもらったが」

突然、国王に話を振られてドキドキする私に、国王は続けた。

「ユーリ殿の摩訶不思議な現象も、もしかしたら妖精なら分かるかもしれん。姿を現してくれるかが問題なんだがな、緊急事態だし、特別に行ってみるか?」

と下を指差す国王に、私は大きく頷いた。