指輪と私の物語1~焔~[完]

テーブルの上には、フルーツが運ばれて来ていた。

(こりゃ 夕飯食べれないかも。)

私が一瞬そう考えてると、バーンは続きを話し出した。

「でもね。旅の途中で、何度か魔獣に襲われて親父の強さが分かったんだよ。僕は、母上の事しか考えてなかった。僕も街の人達の事、気にしなくちゃならないのに」

「いや!バーンは気にする必要なんて無かったぞ」

バーンの言葉に、モブは直ぐ様否定した。

(そうよ、4年前ってあたしと同じ歳だよね?お母さんが死んじゃった時に、他人の事までなんて考えられないよ…。)